CorDial/12

intro

三度目のスヌーズでようやく起きた朝
なんとなく身体が目覚めず
朝の支度もすすまない日に必要なのは“色柄”

やらなきゃいけないことに追われて
気持ちが落ち着かない
そんなときに必要なのも、やっぱり“色柄”

うれしいことがあって
油断すると口元がゆるんじゃう
なんてときにもますます“色柄”は必要

泣き疲れた朝も
とげとげした気持ちにも
ふわふわした足どりにも
色と柄のしずくを落とせば、その波紋は全身に広がり
心地よいリズムを刻みはじめます

CorDial/12 (コーディアルドゥーズ)がご用意するのはスカーフ。溢れんばかりの色柄を四角い布にとじこめて、見てかわいい、まとって目を惹く一枚に仕立てました。なにかいい柄ないかしら、なんてときは、CorDial/12の扉を押し開け、のぞいてみてください。きっとお気に召す色柄に出合えるでしょう。

私たちが作った色柄のしずくが毎日の暮らしの一助となりますように。ハーブコーディアルのごとく。

Origin of our brand

Origin of our brand

勝山市は福井県北東部にある小さな市。美しい自然に包まれた場所です。
しかし色とりどりの自然も冬になれば一変。 雪雲と降りつもる雪で、空も大地も覆われます。
目の前に広がる白灰色の世界を色彩や柄で溢れさせたらどんなに素敵だろう! この憧憬がブランドの原点です。

私たちがご用意するのは、日常のファビュラスを色と柄に変えたスカーフ。 見て楽しい、まとって目を惹くデザインに仕上げました。手に取ったが最後、心と身体の隙間を満たし、 もう柄のない世界には引き返せない、そんな魅力を秘めたスカーフ。1枚あるだけでおしゃれの幅が広がる、頼りになるサポートアイテムです。

Pursuing the texture of textiles

Pursuing the texture of textiles

CorDial/12は繊維工場のファクトリーブランド。スカーフに使われているポリエステル生地は自社で生産しています。プラスのイメージを持たれにくいポリエステルですが、使う糸や加工、設計の組み合わせで、機能的で心地よい生地になります。私たちは、長年、百貨店向け婦人服の生地製造を手がけてきた知見を活かし、糸選びから加工、織りまで試作を重ねて、ようやく、ずっとつけていたくなるようなスカーフ生地を完成させました。しなやかさだけでなく、ほどよい張り感と厚みが美しいドレープを描き、シンプルに巻くだけで上品に決まるCorDial/12のスカーフ。マットな質感で、カジュアルなスタイリングにも取り入れやすいので、スカーフビギナーにもおすすめです。

Double face print

Double face print

生地に使用した糸は、発色の良さが特徴の異収縮混繊糸。淡色は繊細に、濃色は深く発色し、メリハリのある表現ができます。多層なデザインや繊細なグラデーションも美しく、これも特徴と言えるでしょう。プリントは、排水の少ない昇華型を選択。プリント時の高温でも生地感を損なわないよう工夫し、しなやかな質感に仕上がりました。また、このプリント法は染料が浸透しないため、通常裏面は白生地のまま。スカーフとして使うとふとした時に不要な「アキ」が出てしまうのが難点でした。そこで試作を重ね、両面に色柄をプリント。各面の色が干渉しないよう、デザインも工夫しています。スカーフは色と柄に満ちてこそ。お顔が華やぐ一枚をぜひお選びください。

Factory

[CorDial/12]のテキスタイルを製造する(株)カサ川は、福井県勝山市で120年以上の間、織物を製造してきました。長年、手がけてきたのは婦人服の白生地。その白生地を、勝山を覆う雪雲と雪に見立てて色彩とプリント柄で埋め尽くし、”装うことを楽しむ”アイテムとして完成したのがこのスカーフです。

勝山市は、厳しくも豊かな自然に包まれた場所。すべてを覆い隠す雪、やたらと降る雨、暴れる川、肌にまとわりつく湿気、どれも織物を作るには欠かせず、私たちはこの地で、この自然とともに、糸と物語を紡ぎながら生きてきました。

120年の歴史のなかで、手がける織物が、正絹から綿、人絹、合繊へと変わったように、私たちはこれからも変化しながら、織物に関わっていくでしょう。2023年からは新章の幕開けです。この地で織った白生地に、この地が織りなす色と柄をのせたMade in Katsuyamaをお楽しみください。